第50回テーマ 【 建築現場に作戦名をつけよう! 】
-2023年2月13日 第579号-
お客様から託された念願の家
図面ができたら、その図面はコピーされ
工事に関わるさまざまな職人さん達に渡されます。
基礎屋さん、大工さん、屋根屋さん
水道屋さん、電気屋さんと20~30業者へ
図面が配られていきます。
個々の業者さんが、すべての図面を
手にするわけでなくおおかた、自分の仕事に
関係する部分だけになります。
できるだけ、設計した建物の理解を深めてもらいたいと
模型を作成したり、CGを作成したりするわけですが
そもそもの設計意図などが、どこまで工事に携わる方へ
伝わっているか心配になることもあります。
工事の当日、たまたま応援で来た職人さんなど
作業している場合もあったり、孫受けの業者が
入ってくるなど、建築業界も人手不足と高齢化で
複雑な状況です。
建築家が、サスティナブルとか
細かいコンセプトを書くのも大事ですが
伝えることわかりやすいコミュニケーションも
一段と重要になってきている思います。
そこで物件ごとに、建物にふさわしい
作戦名をつけた方が、より簡単にみんなに
楽しく伝わりやすいと思うのですが
さてどうでしょうか。
次回の設計案件から、
建築現場に作戦名をつけてみます。
お楽しみに!