第48回テーマ 【 中古マンション購入時 リノベ下見ポイント 】
-2023年1月16日 第575号 掲載-
中古マンションを購入するタイミングで
リノベーションをお考えの方は
すべてを、同時進行で行うべし!です。
良い物件は瞬時に買い手が決まってしまう。
出会った瞬間に、建築士と施工業者と下見
すぐにローン審査に入れるかが明運が分かれます。
もちろん、物件探しの段階から
建築士や施工業者、ローン審査など
早めに行うことができれば吉です。
さて、このような段階で
購入希望者と一緒に物件の下見に行く
建築士として、見ているポイントの一部をご紹介します。
まず、間取りの変更を希望される場合は
構造壁の確認です。壁式鉄筋コンクリート造の物件では
部屋の隅に、柱型がないため、建物の内部空間が広く使用できる
というメリットがありますが、ほとんどの壁の変更できない
というデメリットもあります。
次に、床を無垢の木フローリングにしたい希望の場合
既存の床を剥がすことができるか、または上に重ねてはれるか
その場合は、入口ドアは下端を短くすれば問題ないか
玄関框やバルコニーへ出る掃き出し窓、リフォームしない
部屋があれば、その部屋の床の高さ関係もチェックします。
マンションの管理規約で、床の工事に関しては
さまざま防音の制限がありますので
その基準をクリアする方法を検討します。
キッチンの向きを変えたいと思った場合
大きなポイントとして換気扇です。
換気扇のダクトが、梁などの障害なく外部まで通せるか
排水も自然勾配で床下が無理なら、壁ををふかして
配管をまわせるかなど確認します。
また、照明を変えた場合には
天井が上階のコンクリートスラブ(床)であれば
埋込みの照明や、埋込み配線はできません。
その場合は、ダクトレールや金属管など
露出配管など検討します。
もちろん、天井が2重に組まれていれば
ダウンライトや、間接照明なども
いろいろな検討もできます。
その他、特に北側の部屋など壁にカビの発生が
している場合は、壁の内側から断熱材の強化や
窓の2重化や、湿度対策の機器取付できるかなど
窓の枠の巾や、給気口の有無などから
チェックして基本性能の改修も可能か検討します。
以上 建築士目線での下見ポイント
一部だけですが、書いてみました。
リノベーションの想いがむくむくと湧いてきたら
是非、ご相談お待ちしております。