鎌倉市雪ノ下に四季山水を我が庭とする40戸の邸宅。
2005年2月に竣工、施工は鹿島建設。
鎌倉駅からは徒歩およそ15分。
人気の観光スポット「鶴岡八幡宮」まで約300mといった賑わいの中心にありながら、その喧騒とは一線を画する住宅地。
背後は衣張山の豊かな緑に抱かれ、足元には滑川の流れる、古都鎌倉の情緒あふれる立地である。
古都鎌倉の地に馴染む、落ち着いた和の風情のエントランス。
伝統的な日本家屋を彷彿させる門が印象的だ。
趣ある連子格子の扉。
和の美しさとしてだけでなく、外部からの視線を柔らかく遮る役目も成しており
それと同時に、建物内にある “暮らしの気配” を外部にも感じさせる演出となる。
この門をくぐりエントランスホールへと歩みを進めると格子の天井や水盤が飛び込んでくる。
さらには格子を通して、中庭の木々が垣間見える奥ゆかしい空間がある。
鎌倉の豊かな自然になぞられた中庭「フォーシーズンズコート」。
内外に和の風情が漂う。
分譲時の間取は1〜3LDKの71〜96㎡台、全住戸南向きの明るい4階建。
建物全体を一つの邸宅ととらえ、四方に植栽を配置。
勾配があり光を取り入れる切妻屋根が採用されている。
街並みとの調和、すなわち鎌倉の住宅らしい景観を大切にした建築である。