赤茶色のタイルと螺旋状の外階段が目を惹く3階建のマンション。
1981年3月竣工。総戸数は34戸の低層マンションだ。
江ノ電・由比ガ浜駅からは徒歩6分、一つ手前の和田塚駅からは徒歩5分。
JR鎌倉駅からは海を目指しておよそ13分となる。
近年、鎌倉を訪れる観光客の足取りは、鎌倉の歴史散策や小町通りの食べ歩きだけにとどまらず、
御成通りからさらに広がり、ここ由比ガ浜を中心に人の流れができはじめているようにも思う。
由比ガ浜通り沿いに増えた飲食店や雑貨店など、ウィンドウショッピングを楽しむ観光客。
海沿いの小さな町に、老若男女が楽しめるさまざまな文化が、所狭しと並んでいる。
若宮大路沿いのメイン通りから帰るもよし。
御成通りを抜けて由比ガ浜商店街をプラプラとしながら帰るもよし。
駅前の賑やかさから離れていくにつれて、お屋敷が増えていく。
当マンション周辺も戸建住宅や低層マンションが多く立ち並ぶ閑静なエリアだ。
敷地の南側には広々とした鎌倉海浜公園、その先に国道134号線を挟んで由比が浜海岸へと続く。
由比ガ浜の一等地。
目の前の海、それも大きな公園越し。
こんな立地条件だからこそ開放感も高く、部屋位置によっては室内から海を望める部屋もある。
日当たりも良好、通風にも優れた住環境に恵まれたエリアである。
海岸線を眺めながらの散策やマリンスポーツなど、人生を豊かに彩るさまざまなものに囲まれる。
メインエントランスは海岸側ではなく、前記の和田塚駅側となる。
敷地の入口には、なかなかしっかりとした管理棟がある。
門衛のように不審者の立ち入りがないか管理人の目が光る。
それぞれの住戸に外部から直接アクセスする戸建ライクなマンション。
赤いレンガ調のタイルが際立つ立体的なフォルム、プライバシーに配慮した雁行型の設計が半世紀近い時間の経過とともなって
何とも味わい深い。
こうした雰囲気を持つマンションはそう多くない。
最新鋭の住宅に比べれば、不便さやメンテナンスにかかる手間はあるかもしれない。
パリッと決めたスーツを着こなすのも難しいが、
それと同じくらい、よく馴染んだジーンズに肌触りの良い真っ白なTシャツを着こなすのも難しい。
できるのならば、住まいだって生き方の延長としてそんな風に心地良さを追求したい。
それこそが鎌倉に住む人々のアイデンティティの本質なのかもしれない。
鎌倉というカルチャーは、じつに独特で、じつに難しい。
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