ザ・パークハウス鎌倉若宮大路
鎌倉のメインストリート「若宮大路」沿いに建つ61の邸宅。
「ザ」のつく上級グレードのパークハウス、三菱地所レジデンスが誇る“一生もの”を掲げるブランドマンションである。
本マンションを囲むようにいくつかのマンションが並ぶが、その群と並べても一線を画す存在感である。
由比ガ浜と鶴岡八幡宮を結ぶ参道沿い
鎌倉の玄関口に、街のシンボルとなるような存在にしたいという願いが込められ、2014年に竣工。
海と山と歴史。
鎌倉景観地区における海浜住商複合地と旧市街地の住宅地。
この辺りの建築物には自然景観との調和と維持が求められる。
本マンションの東側は、高さ10mを超える黒松の木々が包み込む。
古くからこの場所に存在していた既存樹である。
「樹木を残してほしい」という行政や街の想いは大切に継承され
現在も海からの心地良い風に揺れる。
また、本マンションは、鎌倉市で初めて災害時避難施設認定を竣工前に受けた建物でもある。
マンション屋上を避難スペースに充てたり、防災倉庫や電気室が二階に配置されていたり災害への対策も充実している。
若宮大路に面した西側は並木に馴染む明るい配色、邸宅街となる東側には落ち着いた色合いのタイルを使うなど
古都の風景を崩さぬよう配慮がなされている。
敷地の特性を活かしたコの字型の配棟。
メイン通り向きのメインエントランスに対して、海まで5分という立地からマリンレジャーを想定した海側のサブエントランス。
全住戸玄関まわりにアルコープとトランクルーム
敷地内部も景観を損なわないよう雨樋・配管・エアコン室外機等への視覚的配慮も備わっている。
ブラウンの濃淡にガラス製手すりのホワイトなど、洋風の建造と配色の妙が際立つ外観に対して
鎌倉に点在する「切り通し」を演出したエントランスと由比ガ浜に寄せては返す漣をモチーフにした中庭。
伝統とモダンが秀逸に散りばめられており、目まぐるしい日常生活の中でも鎌倉の自然環境を体感できる空間となっている。
大切に紡いできたこの町の歴史と環境。
緑の安らぎと海の輝き、古都の落ち着きと利便性を享受し、鎌倉という土地ならではの暮らしを存分に楽しめる現代の邸宅。
また新たにはじまる歴史のその先も、やはり鎌倉の玄関口に建つ邸宅であろう。