「葉山」というと、まず御用邸を想像する方も多いだろう。
三浦半島の入り口に位置し、南北4キロメートルに及ぶ西向きの海岸線と広大な山々を有するこの町は、歴史・文化・芸術と、風光明媚で温暖な別荘地として古くから愛される町である。
御用邸の南側に位置する県立葉山公園。江ノ島・富士山を望む景勝地である。
公園前の大浜海岸、隣接する長者ヶ崎海岸、夏のマリンスポーツをはじめ、毎日の散歩やジョギングなど、散策の場として地元住民の憩いの場となっている。
堀内や一色に比べると、駅からはバスでも少し時間のかかるエリアということもあってか、分譲マンションはさほど多くない。
近年、田舎暮らしを求めての移住にも人気の葉山。
藤沢や鎌倉・逗子の海とはまた違う落ち着いた雰囲気の海辺。
その海沿いにホテルやゲストハウスなども存在しており、セカンドハウスとしての魅力はかなり高い。
そんな葉山町は下山口に2020年5月に竣工された、嘘偽りない「オーシャンフロント」の4階建低層マンション。
国道134号線よりも海側に位置するポジションであるため、眼前に広がる相模湾・富士山の借景を手中に収めることが出来る。
葉山物件の中でも眺望面の魅力は一つ飛び抜けている。
周辺は戸建住宅が立ち並ぶ、と言ってもその住宅の数もそう多くはない静かな第一種住居地域。
濃淡茶色のタイルに、青い空と青い海が映えるクリアパネル仕様の爽やかでいてスタイリッシュな外観が開放感を煽る。
分譲時の専有面積帯は約70㎡~120㎡程度と幅広い世帯に対応したマンションである。
南向き70㎡台の3LDKが多いAIR棟に比べて、100㎡超の2LDKタイプが中心の、面積の割に部屋数の少ない海向き(西向き)のSEA棟。
このSEA棟はセカンドハウスでの利用が多いのかもしれない。
低層階であっても海岸より高い位置にあるため、オーシャンビューにこだわったSEA棟は人気が高そうである。
豊かな植栽に彩られたエントランスを抜けると、上質なインテリアでまとめられたホール。
エリア内には海岸へダイレクトアクセス可能な居住者専用コリドーも設けてある珍しいランドプラン。
そしてまた、このビーチが抜群にいい。半端ないリゾート感である。
“海付き” 物件と言っても過言ではないプライベートビーチ。
玄関ドアが親子ドアになっているあたりは、さすが海に近い土地柄。マリンスポーツを嗜む人にとっても気の利いた設計だ。
湘南エリア、数々の “海近” 物件を訪れてきたが、この距離感はなかなかない。
「思い立ったらすぐ海へ」
文字通り、マンションと海が繋がっているマンションなのである。
別荘やセカンドハウスとしてだけでなく、昨今の働き方としてテレワークという後押しがあるのであれば、此処を永住の地という選択肢も出てくるのではないか。