鎌倉東部、北側に山を望む由緒正しき地「二階堂」
源頼朝が建立した永福寺の本堂が二階建てであったことが由来であるという。
聳える山々は神々しく鎌倉の町を見守っているかのように、周辺には古刹も多く、鎌倉の中でも古都の風情が多く残るエリアである。
この二階堂のすぐ隣、雪ノ下3丁目の清泉小学校付近に“鎌倉幕府”があったとされる。
駅からの所要時間はおよそ18分。
数字だけで見てしまえば、けして徒歩圏とは言いづらいのだが、駅からの帰路は鎌倉名所が様々。
小町通り、段葛、一本入った裏通り、どのルートをとっても鎌倉の中心を抜ける濃密な18分になるはずだ。
今日一日を振り返りリセットするには、十分な時間・距離ではないだろうか。
そして何より、それを上回る静寂で落ち着いた環境。
観光客で賑わう駅前の喧騒から逃れ、四季を感じる贅沢の極み。
学問の神様・菅原道真を祀る「荏柄天神社」と、七五三詣で有名な「鎌倉宮(大塔宮)」
この2つの参道が交わる静かな地に建てられた、35戸のプレミアム邸宅。
二階堂という地に調和するよう、日本家屋の凛とした表情や“間”を取り入れた外観。
緑の隙間から溢れる光がさらなる陰影を生み、邸宅の石垣や壁を連想させる三色のタイル。
そしてエントランスの門や共用廊下の象徴的な縦格子で象徴される、簾を思わせるラインが特徴的な洗練されたデザイン。
格子の間から見え隠れする木々の緑と、ゆったりとしたアプローチが、奥に広がる上質な空間を想起させるのだ。
広々としたエントランスホール、その奥に広がる中庭。
四季折々の美しさが楽しめるこのシンボルスペースには、古くよりこの土地にあったクロマツやイチョウなどの樹木を受け継ぎ作庭されている。
晴れた日には吹き抜ける微風を
雨の日には風情を濡らす水の美しさを
夜にはその美しさを、より引き立てるよう設置されたライティング。
景観地区に定められた当該エリアには建築物の高さや色彩などに制限がある。
ひとつこれが大きな理由であったとしても、町並みとの調和、景観へのこだわり、並々ならぬその思いは随所に散りばめられており、様々な角度から住まいを見つめるように努めて出したその答えは、鎌倉二階堂の名を語るにふさわしい。
数ある鎌倉のラグジュアリーマンションと並べても、他にはない凛とした雰囲気がある。
歴史が、立地が、佇まいが、人の思いが、その全てが見事に合致した「これこそが、鎌倉に建つマンション」と言わずして何と言うのであろう。
控えめに言って、メチャクチャ良い。
50年後の行く末がなんとも楽しみなマンションだ。