2010年10月竣工のマンションである。
地上8階建、総戸数は88戸。
同エリアには当サイトでも紹介している、言わずと知れたフォトスポット「逗子マリーナ」があるが、その逗子マリーナを見下ろす丘の上に建つ。
この逗子マリーナの敷地エリアから当マンションを見上げてみると、なかなか全貌を拝むことも難しくそれがまた、緑海を進む船のようにも見える。
朝夕に差す太陽の光で表情を変える白い壁が美しい。
「白い豪華客船」をイメージしたこの外観も、海に近い邸宅への憧れを裏切らない。
全ての部屋が海側を向いており、どの部屋も同じように目の前に開けた海が広がる。
つまり、日常的なリゾート風景が手に入るのだ。
ライトアップされた前記の逗子マリーナのナイトビューが、海外のヨットハーバーのような幻想的な雰囲気であるのは容易く想像できる。
海に近い暮らしは、憧れであっても実現するのは難しかった時代。
それが現在では働き方も大きく変わり、少し身近になった。
それでもただ単に「海が近い」だけであったり「海が見える」程度では、住まいを選ぶ条件としては少し弱い。
海が見えるのであれば、「リビングから海まで遮るものなんて何もない」くらいでなければ、到底満足とは言えないであろう。
実際、国内外の人気リゾート地、例えば国外で言えば地中海、国内で言えば沖縄のような海と共にあるリゾートでは、海に面した断崖絶壁などに建物が在ることが多い。
ようするに、圧倒的な眺望、圧倒的な周囲との隔離が重要なファクターとなっているのだ。
日本の海沿いを代表する湘南エリアにマンションは数あれど、この2つのポイントをクリアできているマンションは少ない。
一年を通して観光地と化した湘南の海岸線沿いの住まいなどでは、残念ながら穏やかな暮らしは望むべくもない。
しかしその絶対条件を見事に、ロケーションとコンセプトで可能にした。
メインエントランスは湘南の代名詞・国道134号線から。
大きな特徴でもある本マンション敷地内へのアプローチ。
敷地内に造られた短いトンネルを抜ければ貫禄のあるエントランス。驚くほど広い。
そして、もうすでにそこは周囲の喧騒から隔絶されている。
山と山、トンネルとトンネルの間という稀有な立地がこのシチュエーションをつくり出している。
一方で、サブエントランスは人目を避けるようにひっそりと配置されている。
前記、交通量の多い国道134号線沿いのメインエントランスから帰宅するには、小さな子供を持つ親としてはいささか心配なところもある。
その心配を拭うようサブエントランスのルートはメインエントランスとは大きく異なり、地元住民でなければ分からないような、車も通れないような小さな道を行く。
ちょうど国道134号に架けられた小さな橋を渡るような形で、まさに住宅エリアの中にひっそりとある。
このサブエントランスへの道程がまたなんとも言えない風情がある。
そしてこちら側から見る望洋邸もやっぱり美しい。
こちら側からの景色はさながら、停泊中の豪華客船といったところか。
“全住戸 海向き”
このコンセプトどおり、海への眺めに対してのこだわりがとにかくすごい。
徹底的に追求されたオーシャンビュー。
室内からも海への眺めを極力邪魔しないよう、一般的な仕様よりも少し高めの235cmのハイサッシを全住戸に採用。
さらにバルコニーの手すりも透明のガラス製となっている。
そしてこのプライベート感はロケーションのみにとどまらず、各住戸へのプライバシーにも十分な配慮がある。
二棟からなる建物を南北へと段差をつけて配置することで、前述のとおり、全ての住戸を南側の海側に向けている。
通常、マンションではリビング以外の居室は共用廊下側になる配置が多いが、望洋邸では吹き抜けを採用することで各住戸のプライベートがしっかりと保たれている。
この空中廊下が共有部分との隔たりを保っており、玄関へのアプローチも原則として隣戸以外の住人が利用することがないよう配慮されている。非常に独立性の高いプラニングである。
外界のみならず、敷地内においてのプライバシーも十分に配慮がなされている。
豊かな自然とアイデアに守られた静かな要塞。
唯一ひらかれた景色は南側、海への遮るものない眺めだけなのである。
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